17年間の現役生活に別れを告げた元日本代表主将、宮本恒靖にお願いしたいことがある。それは、いつの日かJリーグチェアマンになってほしいという願望だ。
実は、前チェアマンの鬼武健二・大阪府サッカー協会会長もかつて、同じ趣旨の話を宮本を含めた何人かのJリーガーに持ちかけたことがあるという。
では、現実的にどうすればチェアマンになれるのか。Jリーグの定款では、「理事長(チェアマン)は理事の互選による」となっており、Jクラブの社長クラスが就任している理事であることが前提条件。ちなみに、理事は年2回開催される総会で選任される。
とすれば、まずはJクラブの社長にならなければならないが、これが一筋縄ではいかない。現職の社長は親会社から出向しているケースが多く、その図式が変わらないのであれば、親会社に就職してサラリーマンとしてそこそこに出世し、社長人事含みで“傘下”のJクラブに派遣されなければならない。
C大阪の前身であるヤンマーで選手、監督経験がある鬼武前チェアマンも、一時はサッカーから離れ、社業に専念。ラグビー日本代表の経歴を持つ大東和美現チェアマンは住友金属工業の九州支社長から鹿島の専務、社長を経てJリーグのトップとなった。
プロサッカー選手の現役引退後の進路としては、監督やコーチといった指導者となるのが、培ってきた技能や知識を最も生かせる選択肢だろう。だが、国際サッカー連盟が運営に携わる欧州の大学院でスポーツマネジメントなどを学ぼうとしている宮本なら前述の手順を踏まずに、Jクラブの社長となる道があるかもしれない。宮本チェアマンが誕生すれば、Jリーグも大きく変わる気がする。
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